古典期を代表するギタリスト&コンポーザー、F.ソル。「グランソロ」は「魔笛の主題による変奏曲」と並ぶクラシックギターのスタンダードレパートリー。大曲ですが楽しい曲でテクニック開発にも好適。中級者でも十分に挑戦できます。
「グランソロ」は主部である軽快な「アレグロ」に荘厳なアンダンテの「イントロ」が付加され、この時代性を強く表出しています。主部は何度かの転調により、バリエーション豊かに構築され、ソルの作品中、最も交響曲的でオーケストラ的性格を強く持った「純クラシック音楽」的性格の曲で、クラシックギターにとって、とても貴重なレパートリーです。
11分に近い大曲ですが、作曲が素晴らしく、「弾いていて楽しい」「聞いていて飽きない」曲で、ぜひともレパートリーにしておきたいところ。
レッスンのテーマは複数ありますが、最も主要なポイントは「ピッキング」。
「早いパッセージをどう扱うか?どんな運指なら攻略しやすいのか?」。
それから「1本指で複数弦を同時にはじくピッキングの活用」。
また曲中、非常に「繰り返しが多い」ので、繰り返し時に表現を変化させることで、音楽作りを配慮すること。
古典期の作品なので、「仰々しく大層に」「テンポ変化なども活用しドラマ性を」など、表現力が問われる面もポイントに。
テクニック的には「困難な部分」と「楽な部分」がはっきり分かれているので、テクニックのスキルアップとして取り組むにも好適な曲です。
・模範演奏 : 曲を知りましょう
・はじめに : 作品背景やレッスンのポイントなどを解説
・楽譜版種類と編曲 : 現用される3種類の楽譜版と、編曲の概要について解説
・速いピッキングをどうする : ピッキング能力は個人適正が大きく影響するため、適正が低い場合、どうするべきか
・左右のポジション : フィンガリング・ピッキング共、「ポジション」という考え方をベースにするため、その基本的な解説
・進行 : 楽譜に「リピート記号」が多用されているため、曲の進行を解説。楽譜のリピート記号が問題なく理解できる方は視聴不要です
・フィンガリング解説_1 : 1~10小節のフィンガリング解説と演奏上の注意点やポイント
・ピッキング解説_1 : 同上小節のピッキング解説
・フィンガリング解説_2 : 11~19小節のフィンガリング解説
・ピッキング解説_2&3 : 11~24小節のピッキング解説
・フィンガリング解説_3 : 20~24小節のフィンガリング解説
・フィンガリング解説_4 : 25~32小節のフィンガリング解説
・ピッキング解説_4 : 同上小節のピッキング解説
・フィンガリング解説_5 : 33~36小節にて同様
・ピッキング解説_5
・フィンガリング解説_6 : 37~45小節にて同様
・ピッキング解説_6
・フィンガリング解説_7 : 46~55小節にて同様
・ピッキング解説_7
・フィンガリング解説_8 : 56~64小節のフィンガリング解説
・ピッキング運指_8 同上部の16分音符ピッキングの運指
・ピッキング解説_8 同上小節のピッキング解説
・フィンガリング解説_9 : 65~73小節にて同様
・ピッキング運指_9
・ピッキング解説_9
・フィンガリング解説_10 : 74~83小節にて同様
・ピッキング解説_10
・フィンガリング解説_11 : 84~97小節にて同様
・ピッキング解説_11
・フィンガリング解説_12 : 98~101小節にて同様
・ピッキング解説_12
・フィンガリング解説_13 : 102~111小節にて同様
・フィンガリング解説_14 : 112~120小節にて同様
・フィンガリング解説_15 : 121~130小節は、リハーサルマークAの25~32小節と完全に同じです。ピッキング解説ビデオもありません
・フィンガリング解説_16 : 131~140小節のフィンガリング解説
・ピッキング解説_16 同上小節のピッキング解説
・フィンガリング解説_17 : 141~147小節にて同様
・ピッキング解説_17
・フィンガリング解説_18 : 148~157小節にて同様
・ピッキング解説_18
・フィンガリング解説_19 : 158~167小節にて同様
・ピッキング解説_19
・フィンガリング解説_20 : 168~176小節にて同様
・ピッキング解説_20
・フィンガリング解説_21 : 177~187小節にて同様
・ピッキング解説_21
・コード解説_1 : イントロ部のコード解説
・コード解説_2 : A~F部のコード解説
・コード解説_3 : G~L部のコード解説
動画:51ファイル/PDF:3(楽譜・資料・メニュー)