2ビートを代表する奏法、ギャロッピング。カントリー・ブルーグラス・ラグタイム・スウィングジャズ等、アメリカの古き良き時代を描き出す音楽形態です。大変に楽しく、かつ有用なギターレパートリーでありながら、「難しいジャンル」と誤解されています。このシリーズは、このギャロッピング奏法を丁寧に解説し、各ステップで、課題曲によるレパートリー開拓が新たなジャンル開拓をも呼び寄せるよう、様々な曲をこの奏法で弾きこなしてゆきます
名作映画のスタンダード曲でシンコペーションを攻略!
STEP-2では映画カサブランカの挿入曲として有名な「As Time Goes By」を課題曲に取り上げ、ギャロッピングの【難しいと錯覚】されている、「シンコペーションとの同期」を主題に練習を進めます。
また、「サムピッキングとフィンガリングのみでの発音の同期」もSTEP-1に続き再学習。
【最初の壁】を突き破った上での安定感を達成します。
また、フィンガリングをスムースに進めるための人間工学に基づいた動作方法など、メカニカルな解説も充実し、それをマルチアングルでも丁寧に解説しています。
根本的な実力を高めるにも好適なステップです。
- 模範演奏_まず曲を知ろう ~模範演奏で、課題曲を知りましょう
- 初めに ~課題曲の背景など、付帯的な解説
- 楽譜~リズムの見方 ~ギャロッピングを難しいと錯覚させている主要因のひとつ、シンコペーションについて、基本的な楽譜(音化=音の長さの情報)の見方を説明
- 冒頭6小節 ~冒頭6小節部分の奏法解説。シンコペーションでのふんがリングとピッキングのコンビネーションを丁寧に解説。また、フィンガリングが若干分かりづらい箇所も、リズムの整理と共に理解し練習する
- 7~14小節 ~7~14小節の奏法解説。前と同様の丁寧な解説に加え、フィンガリングでのやや困難な形状に対応するテクニック解説。また、フレーズ内容を整理することで、認識度合いを上げ、感じる難易度を軽減する
- 15~20小節 ~フィンガリングのバリエーションなどを解説。何回に思える箇所も、編曲上のパート分けを明確にし、その上でフィンガリングを精査することで、攻略する
- 21~30小節 ~同様に丁寧な解説と、ディミニッシュの1音半展開でのオブリガードフレーズのメカニカルな理解を促す説明。取りづらいリズムの解説。
- 31~35小節 ~セーハを事前に準備する細かいテクニック解説
- ヘッド側よりピッキングを解説 ~ヘッド側より撮影したアングルで、ピッキングを解説する。
- 床方向よりピッキングを見てみる ~床方向のアングルより、ピッキングの指使いや動作を見てみる
- 左手の親指と肘の動きを視認してみる ~左手の親指と肘の動作が映るアングルで、フィンガリングの解説時にふれた動作を視認してみる
- 挨拶 ~終わりに挨拶を
PDFでタブ譜付楽譜が添付されます。
【併用したい教材】ギャロッピングシリーズ他のタイトル /クラシックギターの名曲を徹底攻略シリーズ他全巻 /右手のテクニック「フィンガーピッキング」全巻