リョベートの名編曲「カタロニア民謡集」。
フィンガリングの難所の多いスタンダード、「盗賊の唄」を徹底攻略する。
「聖母の御子」と並び、演奏機会の多い佳曲ですが、いかんせん、意地悪いような運指の多いこと。
このリョベートの編曲シリーズは、「押弦指」が天地へストレッチされる場面が散見され、それが逃れようのない壁となり、多くの愛好家に立ちはだかっていますが、この曲は、それを元に、斜め方向へのストレッチ等も加わり、極めて柔軟な指関節の用い方をしないと押さえられない箇所など難所満載!
また、ハーモニクスも大変効果的に活用されていて、こんな小品なのに、随分と弾き手の実力を問う編曲です。
テクニックや動作をアップで見られるマルチアングル画像も充実して、大きな峠を越えてゆきます。
ぺぺタスお馴染みの徹底解説で、多面的に詳細に解説しています。
- 模範演奏 ~ 模範演奏
- 初めに ~ この曲の背景解説と、文化論的な説明
- メロディーを弾いてみる_1_構成認識 ~メロディーを取り出して弾いてみる作業。まず最初は、同じメロディーが少し変化させられて出現するこの曲の構造を認識するために、その違いを整理してみる
- メロディー2_標準的な表現方法 ~メロディーを取り出して弾いてみる作業において、西洋音楽の標準的な表現方法のるるーを認識する。また、実際の練習に入る前に積み上げられる事前準備gふぁ、以下に有効かを認識する
- メロディー3_歌詞からの曲想想起 ~歌詞の内容から、曲想を想起する。また、その表現は、論拠が明確に定義されていれば個性的な解釈でも構わない。実際にメロディーを弾く作業では、店舗を極めて遅くすることの練習効果も説明している
- イントロのコード形 ~イントロのCフォームでのDメジャーコードについて検証。高音・低音・中音の3種類のフォームで押さえてみて、流れに応じて使い分けられる将来的なテクニック構築の話と、この曲の場合、小指の押弦時間比率によって、小指が起因のフォーム特定は必要なく、腕のフォーム変化によって流れで解決する実際的な方法を学ぶ
- メロディー冒頭2小節 ~メロディー冒頭2小節部分で、フォーム選択、その中での指のストレッチ、事前準備とその練習など、実際的な技法解説。また、異なるフォームによる解決方法とそのメリットにも触れる
- コード形状の難所5小節目~6小節への流れ ~コード形状の難しい5小節目の攻略方法。そして、続く6小節目への流れ。フォームとポジションという、根本的な要素の上に、実際の解決方法を求めてゆく
- 7~20小節目のフィンガリング解説 ~やはり、ポジション&フォームという基本理念上で、実際の解決方法と、その連続した流れを確認してゆく
- ハーモニクスフレーズ解説 ~11~12小節目のハーモニクスフレーズ解説。記譜方法の種類の解説、ハーモニクスの基本構造、聞こえづらい場合の発音方法。そしてフレーズとしてのフィンガリング解説。カンパネラ奏法の有無、等を解説
- 13~25小節目の解説 ~新たに認識すべき数か所は、13小節目のポジション認識。そして18小節目の難所も、ポジション認識と、フォームの移行で攻略する。他の部分は、既に行った攻略法とその繰り返し
- ハーモニクスフレーズ解説(2)_26~27小節目 ~26~27小節目のハーモニクスフレーズ解説
- コーダ ~_コーダ部のフィンガリング解説。やはり難所がある。
- 右手のポジション確認 ~ヘッド側からの右手アップ映像で、右手のポジション(何弦型か)を解説している。床方向よりブランディングなどのテクニック ~床方向からのアップ映像で、事前に指を準備しておくブランディングや、アポヤンドした親指を安定のために利用する方法などを解説する
- 左手親指の位置&形状を確認する ~左手のネック裏を見るアングルで、左手親指の位置取りや形状を認識し、ポジションやフォームなどの動きを確認する
- ヘッド側より肘と上体の使い方 ~ヘッド側からの撮影で、フィンガリングの為に、上体・肘・手首などがどのようにコントロールされているかを確認してみる
- コード解説 ~コード解説を中心に、和声的特徴やアレンジ上の注目点などを解説
- 練習方法のアドバイス ~曲をまとめてゆく練習の流れと方法の解説と、付帯的な話
PDFでタブ譜付楽譜が添付されます。